鳥取市庁舎問題で市民の会が署名開始 市長は市民が選んだ耐震改修をすすめよ

鳥取市の庁舎新築移転を問う市民の会(吉田幹男会長)は1月31日、第1回「市庁舎整備専門家委員会」(1月31日夕開催)にむけ、記者会見を開き、竹内功市長に住民投票で市民が選んだ庁舎の耐震改修をすすめることを求め、署名活動を展開すると発表しました。
 しかし、竹内市長は住民投票結果を無視して、「新築・改築にこだわらずフリーハンドで議論」し、市長に諮問する機関として専門家委員会を設置しました。
 市民の会の谷口肇組織部長は、①市民は住民投票で新築移転を否とした②竹内市長が耐震改修をすすめず、議会に耐震改修案を検証させて混迷を招いた③新築移転案を作成した日本設計に、耐震改修案を検証させたのは公正に欠ける―と主張。
 「専門家委員会に白紙委任して、新築を含めた検討をさせることは認められない」とのべ、3月20日までに3万人を目標に署名に取り組むことを報告しました。
 議会の示した耐震改修案の3点セット=本庁舎耐震改修、半地下駐車場建設、新第2庁舎建設=については、一部幹部は固執したものの、谷口組織部長は、市民の意見を聞いて「必要最小限の費用で」と答えました。