岩永参院候補がTPPで訴え  TPPでは何も守れない

2013年4月7日付 鳥取民報

 

 日本共産党の岩永なおゆき県書記長は3月16日、安倍首相がTPP交渉参加を表明した問題で、長谷川昭二北栄町議、青亀寿宏琴浦町議らとともに北栄町、琴浦町で街頭宣伝し、強く抗議し、撤回を求めて訴えました。
 岩永氏は、安倍首相が「すでに合意されたルールは、ひっくり返すことが難しい」とのべ、〝国益に反することが明らかになった場合の撤退〟も明言できないことを紹介。
 TPP交渉は、最初の交渉国9カ国に決定権があり、遅れて参加した国は①9カ国合意を無条件で受け入れる②将来に渡って拒否権がない③交渉打ち切りの権利がない―点を指摘し、自民党の公約違反(「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPP交渉に反対」「関税以外の5項目でも国益を守る」の公約)は明白だと強調しました。
 「農業生産額は約3兆円減少し、経済全体でもプラスにならない」とのべ、「農林水産業、医療、雇用、食の安全など、日本経済を土台から壊し、経済主権をアメリカに手渡すもので断固認められない」と訴え、TPP参加反対の共同を呼びかけました。