【8月8日付】福島の子どもたちを鳥取県に招待 サマーキャンプで心と体を元気に

校庭で鬼ごっこをする子供たち
校庭で鬼ごっこをする子供たち

 鳥取県内に福島の子どもたちを招待する「ココロとカラダ元気プロジェクト とっとりサマーキャンプ2013」が始まりました。主催は、とっとり震災支援連絡協議会(舩山雅代代表)と鳥取県、智頭町。
 福島市、郡山市、いわき市の子どもたち83人と保護者7人は7月25日、福島県内のボランティア10人とともにバス3台に乗って出発。26日早朝、智頭町の旧那岐小学校に到着し、地元住民らでつくる「いざなぎ振興協議会」(前川義憲会長)や県内のボランティアが出迎えました。
 30日まで鳥取県内を巡り、自然体験、海水浴、バーベキュー、キャンプファイヤーを楽しみ、砂丘や水木しげるロードを観光しました。
 26日午前、旧那岐小学校で開校式が開かれ、舩山代表、平井伸治知事、寺谷誠一郎智頭町長、前川会長が歓迎のあいさつをしました。
 寺谷町長は、「日本の人々は3月11日の地震、津波、福島原発事故、被災者のことを忘れつつあるのではないか」「政治家や学者は福島のことを真剣に考えているのか」と問い、「智頭町はみなさんといっしょにたたかいます」と励ましました。

鳥取砂丘で幸せの鐘を鳴らす子供たち
鳥取砂丘で幸せの鐘を鳴らす子供たち