【11月17日付】鳥取市で市民共同発電所フォーラム  クリーンなエネルギーを市民の手で

 とっとり市民共同発電所実行委員会は9日、鳥取市でフォーラム「鳥取で市民共同発電所をつくろう」を開きました。
 滋賀県で市民共同発電所の設置・運営に従事する橋本憲氏が講演し、市民の手でクリーンなエネルギーを地産地消しようと呼びかけました。
 高橋氏は、東近江市で「もし、石油が入らない、家畜飼料や農薬・化学肥料が入らない、食料が輸入できない」状態になったらと考えて、推進協議会で「東近江モデル」(集落ぐるみの太陽光発電で電気の自給自足をめざし、電気や菜種油、廃食油で農業機械を動かし、電気自動車をカーシェアリングし、間伐材をボイラーに使う)を構想したとのべました。
 東近江市の自主財源に相当する年間230億円が電気料金として市域外に払われているが、電気を市内で発電し、その金額分を地域商品券にして市内で消費に回せば、地域経済が発展すると強調しました。
 同実行委員会は、県の補助金(設置費の2分の1)を受け、市内の空山ポニー牧場の厩舎の屋根に10・48㌔㍗の太陽光発電施設(来年2月完成予定)を設置します。
 設置にあたって、建設協力金(個人及び団体10万円/口)、寄付金(個人3千円/口、団体1万円/口)を募集します。
 建設協力金は10年かけて年に1万円ずつ返済。返済方法は、現金、地域商品券、おコメや野菜、マッサージ券や「エネルギーの未来を語り合う」晩酌券などの様式を選べます。
 建設協力金は先着49人で締め切り、以降は2号機の建設で再募集します。
 連絡は、えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)まで。