【12月1日付】治安維持法国賠同盟女性部つどい  秘密保護法で特高警察も復活

 治安維持法国賠同盟鳥取県東部支部女性部は11月16日、鳥取市でつどいを開き、秘密保護法は治安維持法の復活だと訴えました。
 国賠同盟中央常任理事の保田慶子さんは、全国交流集会について報告し、戦前、生活図画事件で逮捕投獄された鳥取市出身の松本五郎さん(92)の話などを紹介しました。
 当時、北海道旭川師範学校の学生で美術部長だった松本さんは、「学生の日常を描いた絵」が治安維持法違反になり逮捕。旭川署の極寒の独房に1年3カ月入れられました。
 つどいでは、労働運動やエスペラント運動を治安維持法違反に問われて3年の実刑を受け、戦後、日本共産党鳥取地方委員会を結成し、米子市議を3期務めた米村健さんの朗読劇が上演されました。
 﨏(さこ)寛子さんは川柳落語で「安倍さんは、来た道を戻り過ぎ、秘密保護法。特高警察つくります」と詠って秘密保護法反対を訴えました。