【1月5日付】新年のごあいさつ 仁比聡平

日本共産党参議院議員 仁比聡平

 みなさん。あけましておめでとうございます。
 くらしも民主主義もこわして「戦争する国」へと暴走するファシズムの台頭に対して、国民的たたかいと結んで断固として立ち向かう決意を新たに、新年を迎えています。
 参院選で自民党・公明党に投票した人たちも、まさかこれほどの「暴走国会」を想像することはなかったでしょう。秋の臨時国会で、安倍政権と自民党は、「何が秘密かも秘密」の希代の悪法・特定秘密保護法案を何が何でも強行を、と憲法と国会のルール壊しの暴挙を重ね、公明党は何のブレーキ役にもなりませんでした。
 その一つ一つに正面から立ち向かい、法案の危険な本質を徹底して追及する日本共産党と私自身の姿がTVでも新聞でも度々とりあげられたのは、それが国民各層に急速に広がった「戦争国家づくりを断じて許さない」というたたかいを代表するものだったからではないでしょうか。
 参議院選挙での日本共産党の躍進、私の議席奪還に込められた「憲法にまで手を付けるなどもってのほか。安倍政権の暴走を止められるのはあんたのところしかない」という国民のみなさんの思いを胸に刻んで、私は日々国会に向いました。最後の本会議場で、民主党も国民の声を裏切って退席するなか、私が断固反対討論に立ったとき、国会を包囲した幾千の人たちのなかから「仁比さんがんばれ」のコールが湧き起こったそうです。
 安倍政権支持率は急落し、総理はじめ政権幹部も与党議員も、必死の弁明と恫喝を繰り返しています。米軍辺野古新基地建設強行とオスプレイ拠点化など岩国基地強化、消費税増税と社会保障の解体、雇用・労働条件ルールのいっそうの破壊、TPP参加への暴走、そして原発再稼働と新増設、輸出。断じて許さない国民のたたかいが広がっています。
 安倍政権を国民の怒りで包囲し、必ず秘密保護法撤廃へ。たたかいの先頭に立ち続けます。