【2月9日付】環境大学が 宇宙から地球環境を考える  講演会

 鳥取環境大学は1月28日、宇宙から地球環境を把握し、環境問題に取り組む講演会を鳥取市で開きました。
 同大学の岡本謙一教授が、宇宙開発利用大賞(国交大臣賞)を受けたことを記念して開かれたものです。
 岡本教授は、米国の人工衛星「トリム」で宇宙からレーダーを使って降雨を測る技術(高精度・高分解能全地球降水地図)を世界で初めて研究・開発したことが、受賞の理由だとのべました。
 トリムは、3種類のセンサを搭載。①降雨レーダーは雨滴が反射した電波を受信し、距離(時間)と強さ(量)を測り、3次元分布を推定②マイクロ波放射計は雨滴が放射するマイクロ波(熱)を測定し、水平分布を推定③可視赤外放射計は雲を測定し、降雨域と高さを推定します。
 観測を元にした「降水地図」は、全球洪水予警報システムに利用され、洪水が発生する可能性が高い地域を予想し、被害の可能性のある世界各国の機関などに情報が提供されています。
 JAXAの取り組みについて基調講演した地球観測研究センターの福田徹センター長は、海水温の分布とプランクトンの分布を測って漁場を予測し、燃油を16%削減したことなど紹介しました。