【4月6日付】市民の会「新築方針」議会強行に抗議  鳥取市は市庁舎「新築移転」広報やめよ

 鳥取市の「市庁舎新築移転を問う市民の会」は3月26日、市議会庁舎整備特別委員会が、本庁舎耐震改修案否決・新築の「中間報告」を強行採決したことに抗議する市民集会を開き、約140人が参加し市役所前でシュプレヒコールを上げました。
 同会の八村輝夫会長は、市民が住民投票で選んだ耐震改修をひっくり返し、「現本庁舎を耐震改修することに賛成する議員はいなかった」(中間報告)として新築移転をすすめる議会多数派と竹内功市長(約485万円の広報宣伝費を提案)の暴挙に怒りをもって抗議しました。
 日本共産党の伊藤幾子市議は、委員会の場で新築移転に反対する3人の議員が採決に反対しているもとで、「耐震改修案」(市は住民投票時点より3倍の建設費がかかり、10年余りで建て替えを提案)の賛否が採決されたものであり、やり方も内容も道理がないとして採決無効を主張しました。
 同会の谷口肇組織部長は、市長選(4月6日告示、13日投票)で新築移転を掲げる前副市長の選対本部長を務める委員会委員長が強行採決し、市が全戸配布の広報チラシに「中間報告」を掲載することは許されないと糾弾しました。
 (「市民の会」は20日、「中間報告」を広報に載せないよう市に要請。30日折り込みの広報は、「中間報告」の内容には触れず、ホームページ掲載の紹介にとどまり、市の新築移転方針のみを知らせるチラシになっています)