【6月8日付】境港市民ら市民共同発電所見学  空山ポニー牧場の太陽光発電所

 境港市の市民ら7人は5月21日、鳥取市の空山ポニー牧場を訪れ、市民共同発電所を見学しました。日本共産党の定岡敏行、安田共子の両市議を含む3人の市議が参加しました。
 えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)の手塚智子共同代表が市民共同発電所「空山ポニー発電所」の概要、取り組み、問題点について語り、参加者からの質問に丁寧に答えました。
 手塚さんによれば、10・48㌔㍗の太陽光発電パネルを設置したものの配電網の容量不足がわかり、7・68㌔㍗に変更して事業を継続。県の補助金も225万円から164万9000円に減額となりました。
 10㌔㍗以上だと固定価格買い取り期間が20年ですが、10㌔㍗未満だと10年になるため、現在、中国電力に対して配電網の拡張を交渉中です。
 一口10万円の建設協力金(借入金)を48人から49口(490万円)集め、屋根の補強費60万円は寄付金でほぼまかないました。
 10年かけて返済する計画です。返済方法は現金払いのほか、地元農産品などが選択でき、地域経済にお金が循環するよう工夫されています。