【6月8日付】県東部年金者組合が作品展 圧巻のフクロウ400羽

 全日本年金者組合鳥取県東部支部主催の「もっと輝いて生きたい 年金者仲間の作品展」が、5月28日まで鳥取市の中電ふれあいホール(第2庁舎前)で開かれています。絵画、書、文芸、手工芸など63人による約120点が展示されています。
 手工芸はデイサービス「ほほえみ」、同「かがやき」や作業所も出展。「ほほえみ」の貼り絵「希望」は、太陽の輝く青空の下、ヒマワリ畑からスギ林を超えて海を臨む風景が、何千羽の折り鶴を使って描かれています。14人の利用者と4人の職員で作成しました。
 自然木(ケヤキやマツ)の形を生かした2体のイス「夫婦」や鏝絵(こてえ)「大黒様」、木彫の「騎馬武者3体」など力作が並びます。
 特に圧巻は、400羽を超える木彫の親指大のフクロウを神代杉(水中・土中に長年月埋まっていたスギ)や流木にアレンジした「森の小動物たち」。作成した男性によると彫ったフクロウは1300体。材はヒノキ、カキ、クワ、サクラなどで、柿渋を塗りニスを上塗りしています。
 無料で貸し出しているバーベキューハウスを訪れる家族連れの子どもたちにプレゼントして、いま手元に800体ほど残っていると言いました。