【7月6日付】JA県中央会と懇談  農協なしに地域の存立ない

 日本共産党鳥取県委員会の市谷知子県議、岩永尚之書記長は6月10日、鳥取市のJA鳥取県中央会を訪れ、蔵増保則専務と懇談しました。
 市谷県議は、農協解体・農業つぶしをねらう政府の規制改革会議の「農業改革」について意見を求めました。
 蔵増専務は、農協の役割は「生産者の短期的な利益をメインに考えるのではなく、半世紀に渡ってコメ、農産物など自国でとれた安心、安全な食料を国民に供給すること」だと指摘。家族農業がもっとも持続的な形態であり、兼業農家と農村があって、水路、農道の管理など水田機能が維持できるのであり、専業農家だけでは成り立たないと強調し、農業所得は小さくても生産できるようしっかりと支えることが重要だとのべました。
 農業、教育、医療は利潤追及では成り立たず、地域から農協がなくなれば、農協が支えてきた農家・農業、農村、地産地消、高齢者福祉、地方経済が崩壊し、きれいな水、空気、食料、自然環境、安心して子育てできる社会など東京、大阪、名古屋、福岡などの都市が存立する基盤も崩壊すると警告しました。
 市谷県議は、いっしょに「農業改革」・TPP断固阻止をとエールを送りました。