【7月20日付】鳥取県で国民平和大行進がスタート  核兵器廃絶!憲法9を守ろう

 国民平和大行進日本海コース(富山~広島)が鳥取県入りし、10日岩美町のJR岩美駅前を出発し、JR鳥取駅まで行進しました。(20日まで県内各地を行進)
 岩美駅前での出発式には、20人が参加。京都府舞鶴市から広島まで通し行進する久永叔さん(69)=京都市=は、福島原発事故以来、毎年福島県内の平和行進に参加し、核兵器も原発も人類と共存できないことを実感したと語りました。
 岩美町役場では、榎本武利町長が「核兵器をなくし、憲法9条が守れられるような日本になるよう、みなさんの取り組みが広がることを祈願します」と激励のあいさつをしました。
 鳥取市役所では職員の歓迎を受け、深沢義彦市長の「核兵器根絶、世界平和実現のためにみなさんと力を合わせたい」とのメッセージが代読されました。
 前日の9日は、JR東浜駅で兵庫県からの引き継ぎを受け、前夜祭を開きました。
 引き継ぎ式では、兵庫県原水協の梶本修史事務局長、但馬原水協の福井茂夫理事長らがあいさつしました。
 前夜祭で久永さんは、京丹後市で弾道ミサイルを探知するXバンドレーダー米軍基地の建設が着工され、建設反対の住民運動が起こっていることを紹介し、「核兵器廃絶と合わせて9条がある国として米軍基地撤回を求めたい」と訴えました。
 県原水協の太田忠誠事務局長は「鳥取県民は、世界唯一の核被爆国民としての自覚と、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念に基づき、…核兵器廃絶、恒久平和のために力を合わせて行動することをここに誓う」と謳う核兵器廃絶平和鳥取県宣言を紹介し、9条を守り集団的自衛権行使容認の撤回を求める世論をと呼びかけました。
 13日は、鳥取市湖山町で歓迎集会が開かれ、日本科学者会議鳥取支部の大谷直史事務局長は「日本が戦争しない国から、戦争する国へ大きく踏み出そうとする今、こうした平和を守る取り組みを広く普及させましょう」と呼びかけました。