【9月7日付】鳥取市原水協が世界大会報告集会被爆者の体験受け継ぎたい

 鳥取市原水協は8月20日、原水爆禁止世界大会報告集会を鳥取市で開き、大会参加者らが交流しました。
 民青同盟の岡田正和県委員長は、全国高校生平和集会の様子を報告し、「私たちは被爆者の想いを受け止め核兵器廃絶にむけて活動していきましょう。そのためにも日本の戦争責任についてもしっかり学び、近隣諸国との友好関係を作っていきましょう」とする集会アピールを紹介しました。
 臨床心理士の女性(30)は、被爆者を訪問して話を聞き、「私たち若者はどうしたらいいか」と問い、「平和のことを議論する場をつくってほしい」と言われたこと、小学校教師が「教育委員会が広島への修学旅行を取りやめる」などの動きがあると報告したことなど話しました。
 医療事務の女性(24)は、被爆者の話を聞いて「被ばくは、その時から一生、被爆者を苦しめることがわかった」とのべ、「被爆者の話を聞ける最後の世代として、体験を受け継ぎたい」と話しました。
 参加者は、来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、核兵器全面禁止の「アピール」署名の5万人目標を達成しよう、県から代表者を送ろうと話し合いました。