【9月14日付】米子九条の会9周年記念講演会 小出氏「原発ゼロ、憲法擁護を」

米子九条の会は8月23日、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏を招いて、9周年記念講演会を米子市で開きました。約300人が参加しました。
 小出氏は、原発の問題点について①原発1基で年間1㌧の放射性物質(死の灰、プルトニウム、燃え残りのウラン)を生みだす。広島原爆の1千発以上に匹敵し、再処理工場は、その量を1日で生みだす②福島原発事故は収束せず、広島原発の168倍のセシウム137を放出。東北、関東を広範囲に汚染した③技術的に人間の手に負えない。放射性物質は増えつづけ貯めておくしかない④燃料のウランは石油や石炭より早い時期に枯渇する―と指摘しました。
 原発維持は「核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持する」(外務省「わが国の外交政策大綱」1969年)ことが目的だと看破。福井地裁判決をひも解き、「人の生命が一番大事だ」と強調しました。
 憲法前文・9条を解説し、「集団的自衛権行使の解釈変更は絶対やってはいけない憲法破壊だ」と批判。原発問題と憲法は一体であり、「政府に任せておいては、戦争をするので憲法をつくって制御している」とのべ、原発ゼロ、憲法擁護を呼びかけました。