【6月21日付】爽風ー春名なおゆき

 自民党の重鎮が次々立ち上がっています。山崎拓氏、亀井静香氏、武村正義氏、藤井裕久氏の4氏は「不戦国家から軍事力行使国家への大転換」「じじいだからと黙っているわけにはいかない」と旗幟鮮明に。村上誠一郎衆院議員(愛媛2区)は「あまりに傲慢、ファシズムの危機」と声を上げました。法案廃案賛同の憲法学者は220名に広がり、女性たちのレッドアクションでは「命を生み出す母親は、命を守り育てることを望みます」との思いがあふれます。「戦争の犠牲は自分たち」と青年も若者憲法集会を成功させました。高知でも「若者憲法まつり」(14日)がにぎやかに開幕、地元紙、テレビも大きく報じました。いま平和を求める理性が列島騒然の情勢を作り出しています。


 9~11日、2度目の島根、鳥取へ。行きに6時間30分、帰りは5時間30分、太平洋から日本海に突き抜けるのは一苦労です。米子市では鳥取県弁護士政治連盟会長と懇談。「砂川判決で集団的自衛権の容認を導くような憲法学者は1人もいない」「古代ローマから兵たんが一番危ないことは常識」と意気投合。境港市には数年前に「水木しげるロード」に行って以来2回目です。西日本最大の漁港を持ち、美保基地があり、島根原発からもほど近く。課題山積みの同市には立派な事務所とともに定岡敏行、安田共子両市議、支部のみなさんの超元気な姿が。「今度は泊まって新鮮な境港の魚介を」とうれしい誘惑も。益田市は、この8月が市議選。安達みつ子市議と新人擁立をと猛奮闘中。女性のつどいに50名、党決起集会にも40名、その熱気に私の方が圧倒されっぱなし。山陰の夕日は真っ赤に燃えていました。


 14日、徳島県党会議と高知県後援会総会へ。「96年総選挙で2議席を実現した四国の党と後援会。いまその四国だけに国会議席がない。こんなに悔しいことはありません。妄言・暴言を繰り返す中谷防相が高知県民の代表なんて大間違いと示そうではありませんか」。
 紫陽花の季節。花言葉の一つは「辛抱強い愛情」とか。候補者には辛い梅雨ですが、淡い7変化の可憐なこの花がほんわりと心を和ませてくれるのです。