【8月9日付】爽風ー春名なおゆき

「9条の会・坂出」主催の10周年記念講演会に招かれました(27日)。会場は坂出カトリック教会の聖堂。私もいろいろな場所で話していますが、十字架をバックにしたのは初めてのこと。日本基督教団の長崎哲夫総幹事は「若者が武器を持って人の命をあやめることは神様の御心ではありません。法案の廃案を願っています」。キリスト教団で戦争法案反対、強行採決抗議の声明を出したのは12団体に及びます。ニカラグア出身の司祭ホルへさんは、母国の内戦の経験から「戦争を防ぐため少しの勇気を」と訴えられました。「兵戈無用」の教えに沿い各地で声を上げる仏教者の姿。


高校生の渋谷デモはみるみる膨れ上がり5000人、「うちの子も、よその子も戦場に送らない」と立ち上がったママデモにも2000人。天上も地上も、若者も高齢者も。戦争反対の声が列島を揺るがす夏。尾崎淳さんからは「語り部と路面電車と夾竹桃 七十年目の広島の夏」との句もいただきました。


 鳥取市から倉吉市、島根県の西益田市まで3泊4日、山陰路を駆け巡りました。一番の感想は「特急列車でも約5時間、とんでもない選挙区になった」。土佐清水市から鳴門市も6時間近くかかるでしょう。合区は、抜本改革を置き去りにした帳尻合わせ。倉吉市長、八頭副町長との懇談でも「地方にしわ寄せ、地方創生に逆行しているのでは」と困惑気味。一番の犠牲になった春名ブロックの4県。党の躍進で地方切捨て、不公平拡大の政治に中四国からきっちり審判を。


 益田市は史上初めての複数議席に挑戦です。安達みつ子、野稲さなえの2人のはつらつとした女性候補にうっとり。石見神楽、匹見(ひきみ)の“うずめ飯”、倉吉の白壁の町並み、三朝町の投入堂も見学。まだ見ぬスポットに出会うと歴史と伝統の重みに心奪われます。


 高知での活動がめっきり減りましたが、心はしっかりつながっています。29日には市内8箇所でつかじ、中根県議、下本、下元、細木高知市議と街頭演説。わざわざデイサービスの時間を切り上げて参加くださった方も。心から感謝です。