【9月20日付】鳥取市「9条の会」が抗議集会ー戦争法案のもと自衛官補充の奇策

 鳥取市「9条の会」は13日、戦争法案に反対する抗議集会を開き、約80人が参加しました。鳥取大学の藤田安一教授が法案を巡る現状と課題について講演し、参加者で討論しました。


 藤田氏は、憲法違反、立憲主義否定、国民主権侵害など戦後民主主義を否定し、独裁国家への道をひた走る安倍政権のあり方を批判し、日本の軍事化の進行を警告しました。


 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員が入手した防衛省作成秘密文書の「企業の新入社員を2年間、自衛官として勤務させる」インターンシップのプログラムを指摘。即応予備自衛官を雇えば、1人年51万円が給付されていることも紹介しました。


 戦争法が、国会で数の力で押し通されようとしていう一方で、若者、ママの会、学者らが立ち上がり、廃案を求める運動が全国で広がっていることを強調。鳥取大学でも法案反対有志の会ができたことなど報告しました。


 参加者は、「法案成立を阻止するために最後まで抵抗を」「法案賛成の国会議員を落選させる運動を」「全国的な違憲訴訟を」などと意見交換しました。