【1月3日付】 春名なおあき 大平喜信 新年のあいさつ

鳥取民報読者のみなさん、新年あけましておめでとうございます。


 2014年末の衆議院選挙。11年ぶりとなる中国ブロックでの議席奪還にみんなで喜びにわいたあの日から一年が経ちました。


 戦後最悪の憲法破壊である戦争法案と、安倍政権による強行的なやり方に、中国地方の各地から怒りの声が次つぎとあがり、仲間が仲間をよんで、空前の規模での運動とかつてない連帯が広がりました。


 そうした運動と心一つに、躍進した32人の国会議員団一丸となって立ち向かった論戦とたたかいは、安倍政権を激しく追いつめるとともに、野党共闘を前進させ、国民連合政府構想にも確かな展望を与える、大きな力となっています。


 私は「平和を愛するヒロシマの心を国会へ」をモットーに、戦後・被爆70年の節目となった2015年、被爆者援護事業の拡充と核兵器廃絶を求めた初質問を皮切りに、18回の論戦の機会をいただいて、安倍政権との正面対決に挑んできました。憲法改正のために設置された憲法審査会での6月4日の参考人質疑では、私も質問にたち、3人の憲法学者のみなさんがそろって「安保法制は憲法違反」と断言。そのことが議場とマスコミを揺るがし、またたく間に全国へと広がり、戦争法案反対の運動に大きな潮目の変化をつくりました。そして、その盛り上がりはとうとう今国会での審査会の開催を断念させるところまで追い込んだのです。


 勇気をもって立ち上がった一人ひとりの声と行動、そしてそれに支えられた党の躍進と論戦は、政治を動かす確かな力になる――この一年間の最大の確信です。


 今年2016年は、国民連合政府実現を大きくたぐりよせる勝負の年。まずは夏の参議院選挙で、さらなる日本共産党の大躍進をみんなの力で必ず勝ち取ろうではありませんか。私自身その先頭に立つとともに、中国地方の要求実現のためにさらに「アツくやさしく」、元気いっぱいとりくんでいく決意です。


みなさん、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

新年おめでとうございます。


 いよいよ参議院選挙の年の幕開けです。「安倍暴走政権を倒し、新しい政府を樹立する大きな転機となす1年に」―決意も新たに新年を迎えました。


昨年は、後世に語り継がれる1年となりました。一つは、憲法を平然と壊す独裁政治の異常さ、醜さが浮きぼりになったこと。もうひとつは、主権者一人ひとりが自分の頭で考え、自分の足で行動し、自分の思いを声に出す“主権者元年”、新しいデモクラシーが生まれた1年となったことです。今年は、この主権者のうねりが、安倍政権を追いつめ凌駕するとてつもない大変革が生まれる年となるに違いありません。また、そうしようではありませんか。


 中国5県にうかがうようになって10か月、どこに行ってもそこに党があり、後援会員さんがおられ、地に足をつけて住民の利益を守って奮闘しておられる、その姿に感動の連続です。ここに党の強靭さの源があると実感しています。


 また、島根原発再稼働阻止、上関原発ノー、低空飛行訓練即時中止、岩国基地の強化反対、核兵器廃絶・被爆者援護、中山間地と農林漁業の振興、TPPストップ、医療や介護の充実、消費税増税中止など、住民のみなさんの切実な願いを体いっぱいに受け止め、共同を広げて真剣にたたかう方々に接し、勇気と元気をいただいてきました。いま、この切実極まる要求を国政に届ける架け橋となって働きたいと、あふれるような思いに駆り立てられています。


 中国ブロックのみなさんは、一昨年の衆議院選挙で、大平喜信さんを生み出し、「おらが国会議員」をもつ重みと喜びを実感されました。続いて参議院でも、私を、各選挙区候補を、国会に送り出してください。


 歴史的な選挙を候補者としてたたかえる喜びと誇り、責任をひしひし感じながらの新年のスタートです。ごいっしょに歴史の扉を開きましょう。「あたたかな 南の風よ 瀬戸内へ 日本海へと吹き渡るかな」―今年もどうぞよろしくお願いいたします。