【1月24日付】県議会錦織議員が産廃主分場で質問 - 真摯な議論積み重ねをと知事

 鳥取県議会で10日、日本共産党の錦織陽子議員は淀江産廃最終処分場建設計画(米子市淀江町)、島根原発計測器データ偽造、中国電力6億円寄付などで一般質問をしました。平井伸治知事は、産廃処分場について真摯な議論が必要だとの認識を示しました。


 錦織議員は、産廃処分場計画に住民合意はないと強調。「子どもの健康を守りたいと一番に思っています。安心な水、食料がある場所に私はUターンで帰ってきたから残念です」「大山の麓に造らないでください。水は命です」「若い人は来たがらなくなります」などの「水を守る住民会議」に寄せられた声を紹介しました。


 さらに、開山1300年祭も計画され、遺跡群や名水の里として知られる霊峰大山の麓に産廃処分場は不適切だと指摘しました。


 平井知事は「県は美しい環境を守ることを第一に掲げている。地元の声を謙虚に受け止めたい。真摯な議論がもっと積み重ねられるべきだ。処分場が水や健康を害する可能性があるものであれば、体を張って抵抗する。安全性がしっかり担保できるか、県民の声に従って検討するのが私の務め。よくよく議論しながらすすめるべきだ」と答えました。