【2月14日付】鳥取市で福島の子保養活動を交流 ― 放射能を低減する保養が大事

 鳥取市で7日、「小さな声のカノン」上映会&トーク(えねみら・とっとり主催)が開かれ、福島県などの子どもたちを夏に1週間程度、鳥取県に招いて自然の中で過ごしてもらう活動をしているグループの代表が報告し、交流しました。


 「福島こどもほようプロジェクトinだいせん」代表の立林真紀さんは、大山麓の平沢牧場や皆生海水浴場、水木ロード、出雲大社などで、母子がゆったりと過ごし、リピーターが多いと報告。母親らから「外遊びなど、子どもに当たり前の経験をさせたい」「学校では県内産なので、せめて家では県外産の食材を使っている」「引っ越ししたいが、1年前にマイホームを買って無理」「給食とかプールとか拒否することが難しい」などの声が寄せられていることを紹介しました。


 「とっとり・ふくしま交流セラピーキャンプ」スタッフの千石怜佳さんは、浦富海水浴場、ポニー乗馬、川遊び、薪ぶろ、ソーメン流しなどで交流していると報告しました。


 同映画の中で、北海道で保養にとりくむ野呂美加さん(NPO法人・チェルノブイリへのかけはし代表)は、1カ月の保養で子どもの体内被ばく量(尿)が半分以下になった測定値を示しています。