【5月22日付】爽風  春名なおあき

 定数1の32選挙区で26まで市民と野党の統一候補が決まりました(15日現在)。あと6つも真剣な検討が続いています。野党の幹事長・書記局長会談では、衆議院でもできる限りの協力をおこなうと合意しました。


 この間、愛媛のながえ孝子さん、鳥取・島根の福島浩彦さんと直接お会いし、お話をうかがいました。ながえさんは元衆議院議員、民放のアナウンサー。14日の四国中央市の演説会で「前回の総選挙の時、手書きのポスター『平和の日本を』を掲げてたたかいました。安倍政権の集団的自衛権を認める姿に怒りがふつふつ沸いており、なにかできることをと考えるようになりました」と心情を吐露。私も「保守王国と言われる愛媛から日本を変えましょう」と訴え。


 福島さんを招いた出雲、松江演説会(14日)には民進、社民の代表も参加。「共産党の演説会で訴えるのは初めてで少々緊張していますが、福島勝利へともにがんばろう」と檄。


 志位委員長を招いた広島の街頭演説会(14日)には史上最高の2000人超、みるみる膨れ上がり、行き交う若者がスマホで撮るわ、手を振っていくわ。びっくりするような雰囲気。なかには「歓迎、志位委員長」と手書きのポスターを描いた青年も。


 12日に開いた中国ブロックの会合でも「ポスターを張っていいよ、と電話。持っていったら掲示板をつくっておられた」「共産党に入ってもよいとあちこちで」「かつて敵対していた地方議員が党議員と一緒に街頭キャラバン」など、びっくりぽんの変化が次々紹介されました。安倍政権許すまじと情勢も、人の心も、大きく変化していると実感する毎日です。


 三菱自動車の燃費偽装で生産ラインが停止している水島工場。下請けにしわ寄せさせないために雇用調整助成金、セーフティネット保障などの活用は当然ですが、「不正が原因の事態に、税金を使ってよいのか」との批判があるのも事実。11日、岡山県議団、倉敷・総社市議団とともに「三菱に、すべて自分たちの責任で解決せよとしっかり提起してほしい」と岡山県に強く申し入れました。