【7月24日付】爽風 春名なおあき

 激戦の東京都知事選。「住んでよし、働いてよし、環境によしの東京を」「困ったを希望に変える東京を」「憲法を守り抜くことは都知事の使命」「安倍政権は戦後最悪の内閣」と、旗幟鮮明な鳥越俊太郎さん。野党共同を何よりも大切にし、高い政治決断をされた宇都宮健児さんもすばらしい。野党と市民の共同の力を見せる第2ラウンドの選挙でもあります。ゆるぎない共同の発展を全国に、世界に示したい。そして今度こそ都民の苦しみに心を寄せるクリーンで誠実な都政をごいっしょにつくりましょう。


 選挙中、人生をかけてたたかう主権者の姿に数々出会いました。「83歳まで生きてきて、これほど大事な選挙はない。命がけでたたかう」(五台山で)、「ふたたび障害者がごくつぶしなどと言われる社会がこないように人生をかけてあなたを応援する」(岡山で)。候補者は、こうしたお一人おひとりの決意と行動を体現する使命があると肝に銘じて元気にたたかい抜くことができました。


 激闘を終え、中国、四国9県の党と後援会のみなさんに、お礼のごあいさつを続けています。14日、高知では大西そうさんとともに各共産党県市議事務所、法律事務所、民主団体などをお訪ねしました。大勢の方が待ち受けてくださり無数のねぎらいを受け感無量。へこたれている場合じゃないぞと叱咤激励されました。15、16日は、岡山、広島、山口、島根。「春名さんのがんばりにみんなが励まされました。だからどうしても通したかった」「口惜しさと申し訳なさで一杯です」と声をかけていただきました。1年4カ月、ともにたたかってきた同志の目からこぼれる涙は私の胸に深く刻まれました。「新しい地平を開いた選挙、この口惜しさをばねにただちに総選挙に向けて立ち上がろう」。口々に出される言葉。さすがに変革者の党と仲間です。7月15日は党創立94周年。


 久しぶりに孫の将人君に会いました。少し見ないうちに顔がりりしくなっている、よくしゃべる、この年齢にしてはすごいぞ、と完璧じじバカの私でした。癒し効果抜群の香川への旅。