【7月24日付】脱原発金曜日行動ー危険な中国電力の思想

 鳥取県では15日、JR鳥取駅北口、米子市文化ホール前に数人が集まり金曜日行動をしました。


 米子市では中国電力米子営業所までデモ行進。中国電力が島根原発2号機の耐震クラスを現状のBから最低のCに引き下げる方針を示したことを批判しました。


 報道によれば、中電は5月26日、原子力規制委員会に2号機の発電用タービンなどの施設の耐震クラスをCに引き下げる計画案を示しました。


 発電用タービンや復水器など原子炉を冷やした後の蒸気が通る配管などの設備は、地震で壊れると蒸気を冷却して戻した水が原子炉に届かなくなり、原子炉を冷却する機能が損なわれます。


 そのため、タービンなどの施設はBクラスになっています。これを大規模な耐震工事が必要になることから、中電は勝手な理屈でCに下げる計画案を提出。規制委は「安全設計の前提を崩す。容認できない」と厳しく批判しました。


 批判を受けて中電は、タービンなどの施設をBクラスに戻しましたが、放射性廃棄物処理施設は「壊れても影響は少ない」として引き下げる方針です。


 1企業の都合で、規制委の不完全な安全基準すら無視する中電に、原発を扱う資格がないのは明らかです。