【8月14日付】県原爆死没者追悼・平和祈念式典ー核兵器禁止条約は世界の世論

鳥取県原爆被害者協議会は6日、鳥取市で被爆71周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典を開き、県内の被爆者、遺族、行政関係者など約70人が参列しました。


 昨年度に亡くなった被爆者35人のうち31人の名簿が奉納され、県内の原爆死没者は1097人(奉納1062人)となりました。県内の被爆者健康手帳所有者は3月末現在、305人で、平均年齢は84・5歳です。


 田中一朗会長(87)は「核兵器廃絶、禁止のために被爆体験を伝えることは被爆者の責務だ。世界の人々に被爆の実相を伝えてきたことが、71年間、核兵器を使わせない力になってきた。人類は核兵器と共存できない。核兵器は廃絶以外にない」と追悼の言葉をのべ、ヒバクシャ国際署名を呼びかけました。


 日本共産党を代表して、市谷知子県議が献花しました。