【8月14日付】鳥取市9条の会ー「不思議なクニの憲法」上映

 鳥取市9条の会は7日、鳥取市で映画「不思議なクニの憲法」を自主上映し、参加者で語り合いました。


 映画では、若者や学生、主婦など普通の市民が、学者や若手弁護士、外交や紛争解決の専門家らに交じって憲法を語っています。


 20代の男性は「高校を出たら自衛隊に入ろうと思うと母親に言ったら大反対された。ママの会の話を聞いて、当時の母の思いがわかった」とのべました。


 50代の男性は「戦前は国家総動員法によって国民が強制的に戦争に協力させられた。今度は緊急事態条項によって国民が協力させられる。反対したら逮捕されるかもしれない」と訴えました。


 9条の会事務局の女性は「政府が戦争の方に向かっている今、無関心でいてはいけない。マスコミは政府を批判せず、協力している。戦争反対の声を上げ続け、広げていこう」と呼びかけました。


 自主上映活動にかかわる男性は「映画の内容によっては会場が取れなくなるかもしれない。共謀罪のような法律も狙われ、表現、言論、集会の自由が危ない」と話しました。


 そのほか、南スーダンでの自衛隊活動に駆け付け警護が付与され、戦闘が起こる危険性なども議論しました。