【8月28日付】鳥取市の寺院で平和の打鐘ー国民の力で憲法9条守ろう

 鳥取市の浄土真宗畢竟(ひっきょう)院で原爆が投下された広島の日の6日8時15分と長崎の日の9日11時2分に「平和の鐘」が鳴らされました。終戦の日の15日正午にも鳴らす予定です。打鐘は今年で8年目です。


 9日の打鐘には、3人が参加し、核兵器廃絶や戦争反対を誓いました。


 「原爆の日」と終戦記念日に二度と核兵器の使用と戦争を繰り返さないよう祈り、鐘を鳴らす「平和の鐘プロジェクト」の一環で、県内では福田功さん(71)が始めました。


 福田さんは「今年は県内44カ所のお寺で取り組まれます。安倍政権は憲法を変えようとしていますが、狙いは9条です。日本を戦争する国にしてはいけない」と話しました。


 僧侶の千石知芳(真知子)さん(76)は「すべての命は平等です。障害者をお荷物にするような風潮にも抗しなければなりません」と語りました。


 境港市でも広島の日と長崎の日に各寺院で鐘が鳴らされました。原水協境港市協議会が市内10カ所の寺院に申し入れて実現。申し入れでは①被爆者への慰霊と核兵器廃絶への願いを込めての打鐘②ヒバクシャ国際署名への協力③原爆写真展や被爆体験を聞く会への協力を要請しました。