【9月4日付】共産党が青年の中での活動交流会ー政治的関心高める若者たちのなかで党を

日本共産党鳥取県委員会は8月27日、北栄町で世代継承全県活動交流会を開きました。

 講師は、「いま、青年・学生のなかで党をつくる重要な意義と広がる可能性」について3点を指摘しました。( 以下は要約)


 第一は、青年・学生が日本の民主的変革の統一戦線の一翼を担っており、その中で党をつくる重要性です。


 安保法制をめぐるたたかいでは、全国で野党と市民の共同が実現し、統一戦線と選挙協力が発展しました。


 全国で若い世代が活躍し、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、立ち上がりました。市民が主権者として、日本の政治を変えることに参加するツールを切り開きました。そして、市民運動プラス野党共闘を実現しました。


 第二に日本共産党が偏見なく、青年・学生の「代弁者」「パートナー」として信頼を高めています。


 官邸前行動に出かけた志位委員長は、歓声と熱気で迎えられました。背景には、国会審議の論戦が共感を生み、拡散したことがありました。


 大人たちは、シールズの官邸前行動に参加し、一時間ぶっ通しのコールを上げ、学生たちと苦楽を共にし、共にたたかう仲間として信頼を高めました。


 志位委員長のもと日本共産党は、安保法制強行採決の9月19日、国民連合政府を発表。若者たちに歓迎され、19日前後を境にコールの内容に「野党は共闘」が加わり、野党共闘の実現に貢献しました。


 青年・学生は、日本共産党に対して偏見がなく、自分たちの代弁者であり、共にたたかうパートナーだと認識し、信頼を高めています。


 7月15日に青年から「誕生日おめでとうございます。94歳、ぶれずに来たこと、尊敬しています。これからも、ごいっしょさせていただきます、僕の大先輩」とのメール。綱領を読んだ高校生が「社会改革を国民と話し合い、国民の了解のもとすすめる」のだと心に響き、周りの高校生に支持を広げました。


 第三に全国どこでも青年・学生のなかで党をつくる条件が広がっています。


 JCPマガジンは、どこでも歓迎され活用が広がりました。学費、奨学金、ブラックバイト、平和、民主主義について実際に手にとって、読んで、共に考えてもらえるよう工夫してあります。政権批判を抑え、どうしたらいいのか、どうしたらできるのか(学費半額や給付奨学金)、ポジティブなメッセージを発信しています。


 全党が総力をあげて青年・学生に働きかければ、青年の反応が返ってくる、手応えがあります。若者の中の前向きの変化に着目して働きかけること、日本共産党という希望を届け、展望を語ることが大事です。


 特に、青年・学生の中での党建設は期限を切って、目標を持ってやりきることが大事です。


 青年名簿をつくって「誰に対し誰がいつ働きかけるのか」明確にすることです。「青年はいない。青年は元気がない。対象者がいない。増えない」というとらえ方から、青年の変化を語り合い、実感することです。実際に働きかければ、活動に関わっていない青年も興味、関心があるということがあります。


 変化が実感できれば、対象者は次々とあがってきます。実際にこの間、入ってきているのは、支部、グループ、議員などとつながりのある青年たちです。党と若い世代との結びつきが弱まり、青年分野で広大な空白があるなかで、あらゆる結びつきを名簿化し、党員も民青同盟員の拡大にいっしょに汗をながしましょう。

 県内の青年の活動について、安保法制反対の青年・学生の会、学費・奨学金の会、無料塾、シールズ映画を上映した学生、高校生未来会議、民青同盟などの関係者から報告がありました。


 参加者から「18、19歳の自民党の支持率が高いのはなぜか」などの質問が出ました。


 講師は「18歳の投票率は抽出調査で51・28%(東京62・23%)と全体(54・7%)と比べて低くない。

 

選挙を通じて政治を語る世代が生まれつつある。世論調査で自民党支持は4割代だが増加傾向はない。共産党は朝日調査で4月の2%が、選挙では8%に上がっている。働きかければどんどん広がる」と答えました。