【11月6日付】中部地震  被災屋根の応急措置は急務-ブルーシート張りの建設業者頼む

 鳥取県中部地震で被災した倉吉市、北栄町、湯梨浜町では、屋根の応急措置のためのブルーシート張りの要望が多数寄せられ、県の協定に基づいて派遣された建設業者らが活躍しています。


 27日時点のボランティアは、累計で倉吉市が503人、北栄町が196人、湯梨浜町が150人。倉吉市では634件のボランティア要請に対し、451件(うちブルーシート張り315件)が対応できていません。北栄、湯梨浜両町への要請もほとんどがブルーシート張りで、28日は自衛隊員100人が出動しています。


 三朝町災害ボランティアセンターによると、ブルーシート張りの要請が約半数で、担当職員は「近所や親せきの人たちで張っているようだ。専門業者がいないのではかどっていない。応援を頼みたい」と話しました。


 倉吉市災害ボランティアセンターによると、ブルーシート張りは建設業者らが屋根で作業し、一般の人は地上で土のう袋を作るなどの作業をしています。建設業協会からの派遣が26日は100人弱、27日は20人程度。被災者の自己負担はなしで、建設業者には法令に基づいて請求された金額が支払われます。