【12月18日付】倉吉市で震災ボランティア-解体費用にも補助金を

 鳥取県中部地震で、日本共産党県委員会は毎週金曜日、被災地の聞き取りボランティアをしています。9日は、岩永尚之党県書記長、湯梨浜町の増井久美町議、新温泉(兵庫県)の中井次郎町議ら6人が参加しました。


 岩永氏は倉吉市で活動。一人暮らしの母親(82)を支援するために神奈川から里帰りしている女性(54)は「屋根が壊れ、隣の家に迷惑がかかるので解体することにしました。母親は神奈川に引き取ります。国会で共産党が地震の質問をしていたと母が喜んでいました」と話しました。

 

解体費用を聞くと300万円ではできないと言いました。岩永氏は西部地震では解体費用に公費(県と市町村で折半)が出たと紹介し、声を県に届けたいとのべました。


 屋根を修繕した女性(69)は「スレートなので200万円はかからなかった。り災証明で損害割合が7%だったが、壁も落ち、納得できないので2次調査をしてもらった」と話しました。


 屋根の修繕待ちの近所の女性(52)も「損害割合は6%だった。2次調査を申請している」と答えました。


 骨董屋を営む男性(65)は「江戸時代に建てた家で大丈夫だったが、骨董品に500万円以上の被害が出た」と話しました。


 増井町議の訪問では、高齢の女性が「200万円の修繕費が出せない。県営住宅の抽選に漏れて途方に暮れている」と話し、家賃2万円くらいのアパートに住みたいとのべました。