【1月15日付】塚田なるゆき-安倍内閣退陣こそ国民要求実現の道

新年おめでとうございます。


 日本共産党へのご支援ご厚情に感謝申し上げます。


 昨年の参院選では、日本共産党は比例で5議席を獲得することができました。目標には到達しなかったものの、前回比例票を100万票近く上回る得票でした。選挙区で野党の共同候補を立ててたたかったことは、大きな発展です。この鳥取では、福島浩彦さんを候補者としてたたかいました。この野党共闘の成立は、安倍政権を倒す展望となりました。


 投票率は合区もあり、鳥取では下がりましたが、全国的に伸びたことは、希望の広がる結果でした。どの世代でも投票率は伸びており、新たに有権者に加わった10代の投票率は46%と20代、30代を超えました(総務省資料)。これは、自分たちの力で政治は変えられると期待を持ったことの表れだと思います。


 昨年の参院選では11の1人区で野党共同候補が勝利し、新潟県知事選では野党共同候補が勝利しました。世界に目を向ければ、各地で格差と貧困に反対する運動が広がり、核兵器禁止条約締結のための交渉が国連で決議されるなど、昨年は、平和と民主主義が前進する希望の年となったと思います。


 一方で、不安と危機もあります。昨年の臨時国会で安倍政権は、多くの国民の声を押しのけて、年金カット法、TPP承認・関連法、カジノ推進法を強行成立させました。また、空中給油中の米軍オスプレイが墜落事故を起こしました。事故原因も究明されない中、オスプレイ飛行再開、空中給油訓練再開を政府として認める。南スーダンに、駆け付け警護など新たな任務を付与した自衛隊を派遣する。安倍政権の暴走はエスカレートするばかりです。


 安倍政権を1日も早く退陣させることが、国民要求をかなえる何よりも確かな道筋です。年頭には、鳥取市で他会派の議員とともに大平衆院議員を迎えて、街頭演説をしました。お互いに考え方に違いはあっても、共同して安倍政権を倒し、立憲主義を守ろうという、野党と市民の共闘の大きな流れは、より確かなものになっています。


 この流れを進める先頭にたち、総選挙での野党共闘と日本共産党の勝利のため、みなさんとともに全力を尽くす決意です。本年もよろしくお願いします。