【1月22日付】気高町で町つくり講演会-高松市仏生山で温泉開設

鳥取市気高町で12月20日、高松市の仏生山温泉(温泉旅館)経営者の岡昇平氏を招いて、まちづくり講演会が開かれました。


 岡氏は、まちを旅館に見立てた「まちぐるみ旅館」の取り組みを報告。10年前に、飲食店を営む岡氏の父親が温泉を掘って仏生山温泉を開設したことが発端になりました。設計士として温泉施設を設計し、建設した岡氏は、宿泊施設も整備して温泉旅館にしました。


 湯船の中で本が読めるようにしたり、古本市やフリーマーケットを企画したことや、ことでん電車とコラボした乗車入浴券の取り組みなど紹介しました。


 岡氏は「衣食住、人々の暮らしが建物の中にあるのが旅館で、地域に分散しているのがまちです。まちに旅館の機能を持たせることで、個店の集合体が相乗効果、相互補完の関係になり、住む人も旅人も心地よい〝暮らし〟が体感できます」とのべました。