【2月12日付】鳥取・米子市で金曜日行動-小児甲状腺がんは深刻

 鳥取県で3日、脱原発金曜日行動が取り組まれました。JR鳥取駅北口では9人が参加。米子市では、3人が米子市文化ホール前では3人が参加し、中電米子営業所までデモ行進しました。


 鳥取市ではニュースを配り、福島の小児甲状腺がんについて以下の内容を訴えました。


 福島第1原発事故を受けて、18歳以下の38万人を対象に実施されている「県民健康調査」の検討委員会は昨年12月27日、「2巡目健診での悪性・悪性疑い」は9人増の68人で、「1巡、2巡を合わせた悪性・悪性疑い」は183人だと発表しました。この内の146人が手術を終え、145人が甲状腺がんでした。


 2巡目68人の内、31人は1巡目健診では異常なしでした。ゆっくりすすむ通常の甲状腺がんと異なると指摘されています。


 検討委員の中から「県民にストレスを与えるから縮小すべき」の意見も出ているが、がんの発見が遅れれば、転移が起こり深刻化する可能性があります。「3・11甲状腺がん子ども基金」は53人に療養費を給付。この内の12人は県外であり、健診が行われていない県外では、患者の90%近くがすでにリンパ節などに転移しています。


 事故で放出された放射性ヨウ素は、福島県外にも拡散しており、健康調査は縮小するのではなく、県外でも実施するべきです。