【2月5日付】鳥取市議ら戦争法反対講演会-憲法違反の安保法制廃止を

 「憲法違反の安保法制廃止をめざす鳥取市議会議員の会」は1月21日、鳥取市で憲法講演会を開きました。鳥取県弁護士会憲法委員会委員長の中﨑雄一弁護士が講演し、安保法制=戦争法は紛争解決のための武力行使を伴う憲法違反の法律だとして、廃止と立憲主義の回復を訴えました。


 中﨑氏は、南スーダンに自衛隊がとどまる法的根拠は喪失し、「駆け付け警護」「宿営地共同防護」を実行すれば、政府軍との衝突が避けられないとして、撤退を訴えました。


 参加者から中国や北朝鮮の〝脅威〟に対して〝米国の核の傘〟など軍事的抑止力の効果を問う質問があり、中﨑氏は「戦争は各国の存立基盤を崩す。国の役割は国際紛争を戦争にしないこと。外交努力で解決することが世界の流れだ。米国もテロの標的にされており、抑止力でテロは防げない」と答えました。


 鳥取市「9条の会」の田治米佳世医師、「安保法制いけん! 廃止を求める気高の会」事務長の田中文子氏や「安保法制を廃止し立憲主義を取り戻す末恒の会」の呼びかけ人らが活動報告しました。


 日本共産党のつかだなるゆき衆院1区予定候補も参加し、「安保法制廃止、憲法改悪反対で共同の輪を広げよう」と呼びかけました。