【3月5日付】田後漁協-漁船建造費の助成枠拡大を

 田後漁協を訪れた大平氏は、漁協所属の沖合底引き網漁船「大福丸」が昨年12月、転覆、沈没して4人が死亡、5人が行方不明となっている事故で、田渕組合長にお見舞いし、要望を聞きました。


 田渕組合長は、遺族の願いは漁船の引き上げだが、個人で引き上げ費用は賄えず、漁船保険が適用になるようにしてほしいと要望しました。


 田渕組合長は、底引き網漁船は建造30年近い船が多く、老朽化しているが、建造費が1隻4億5千万~5億円かかり、個人の資力で建造するのは難しいとして、国のTPP対策で建造費の半額を助成する「リース」事業ができたことを紹介しました。


 しかし、「リース」事業は、造りたい希望者が多いのに国の予算枠が少ないため、くじ引きで順番を決めているとして、「年に1隻では間に合わない」と強調し、予算枠の拡大を希望しました。


 また、以前のリース事業は漁協が船主で、漁業者とリース契約して建造費以外の費用(用船料など)を支援できたが、今回の「リース」事業は漁業者が船主になるため、自己負担が増えると指摘しました。


 田渕組合長は、国が2018年度までで打ちきる予定の「もうかる漁業」の継続を求めました。「もうかる漁業」は、国の補助金を入れた基金から、用船料=船や漁具の原価償却費(借入金の返済)、損害保険料、修繕費など=や人件費、燃油費、餌代などを支援し、水揚げで返還します。


 また、県が積雪で沈没した漁船の引き上げや修理費を支援する他、建造する場合も国事業に上乗せ支援する意向だと紹介しました。