【4月2日付】三朝町で山田元南光町長招きつどいー 国はもっと過疎地対策を

 三朝町の日本共産党三朝町支部は3月26日、つかだなるゆき衆院1区候補、兵庫県の山田兼三・元南光町長を招き、集いを開きました。無所属の長谷川稔県議、社民党元衆院議員の知久馬二三子・元三朝町議も参加しました。


 山田氏は、光南町長として不公正な同和行政をやめ、一般会計からの繰り入れで国保税を引き下げ、町営の歯科診療所を開設して往診に力を入れ、80歳までに20本の歯を残す8020運動に取り組んだこと、子どもの医療費を中学校まで無料にし、給食費を半額助成したこと、バスと100円タクシー、町営ワゴン車でオンデマンド送迎サービスを展開し、高齢者の買い物や通院を支援したことを紹介しました。


 また、休耕田を活用したヒマワリ栽培で観光開発や特産品作りをすすめ、農家の所得引き上げに貢献したことを報告。三朝町に日本共産党の議員を誕生させてほしいと訴えました。


 長谷川氏や知久馬氏は「野党共闘をすすめて選挙に勝利し、政治の流れを変えないと日本の将来が心配だ」と訴えました。


 参加者から「高い介護保険料を払っても施設に入所できない」「消費税は福祉充実のために使われていない」と国家的〝詐欺〟との指摘や「高齢者と低所得者の生活を救ってほしい」などの意見が出されました。


 さらに、「1月と2月の積雪でそれぞれ4日間閉じ込められた」「近くに店がなく、車がないと食料の買い出しに行けない」「若い人が里に出て行って村に残らない」などの問題点が出されました。また、三つの小学校が一つに統廃合されようとしていて、過疎に拍車がかかるという声や、地方には財源がないとして、過疎地対策への国の支援を求める声も出されました。