【4月16日付】鳥取市で金曜日行動 島根原発2号機の圧力容器にひび

 鳥取県で7日、脱原発金曜日行動が取り組まれました。JR鳥取駅北口では9人が参加しました。中電米子営業所前のポケットパークでは、「被災者に寄り添えない復興大臣はいらない。被災者支援を打ち切るな」と訴えました。


 鳥取駅前ではニュースを配り、不当な司法判決を糾弾しました。


 3月28日、大阪高裁は「高浜原発3、4号機 差し止め仮処分」却下、3月30日、広島地裁は「伊方原発3号機 差し止め仮処分」却下と、再稼働に反対する市民側が敗訴しました。


 昨年10月のNHKのアンケートでは、原発再稼働賛成16%に対して、反対43%と、民意は再稼働反対だとニュースは指摘。政府のエネルギー政策に盲従するかのような不当判決だと批判しています。


 2件の不当判決は、「国の新基準に適合しさえすれば、だいじょうぶ」という、福島第1原発事故以前の司法に逆戻りし、福井地裁の「市民には憲法上最高の価値を持つ人格権がある」として、「原発なしで生きる権利」を認めた判決から、180度後退するものだと指摘。原発は、反人道的、反社会的、不経済的であり、1兆円の負債による東芝の解体、三菱重工、日立の苦境と、原発産業は衰退しており、世界の主流は脱原発だと強調しています。