【8月13日付】鳥取・米子市で金曜日行動 核のごみ最終処分場適地なし

 鳥取県で4日、原発なくせの金曜日行動が取り組まれました。

 

JR鳥取駅北口では7人が参加。中国電力米子営業所前のポケットパークでもスタンディングで訴えました。


 鳥取ではニュースを配り、国が高レベル放射性廃棄物最終処分場の選定に向けた全国地図「科学的特性マップ」を公表した危険性を指摘しました。


 マップは国土の7割を適地とするずさんさで、各地で最終処分場が押し付けられる危惧が広がっています。


 参加者は、国はフィンランドの例をあげるが、18億年以上も安定した土地を持つフィンランドと180万年前のデータしかない日本とは比べられないと批判。「原発を止めて核のごみを増やさない決断が先だ」と指摘し、政治的決着や交付金でやるやり方は改めるよう主張しました。


 7月28日は鳥取ではニュースを配り、老朽原発に交付金を加算する制度を批判しました。


 2010年から、運転40年超の原発を抱える立地市町村の交付金(電源立地地域対策交付金)に年1億円が加算(長期発展対策交付金)されています。


 16年までに40年超の原発を抱える福井県美浜町など5市町村に、加算分として計27億円が交付されています。


 参加者は「原発は古くなるほど危険であり、交付金を加算して存続を後押しするのは、危険を住民に押し付けるものだ」と加算の廃止を訴えました。