【11月12日付】共産党が防衛省に要請 日米共同統合防災訓練はやめよ

 日本共産党鳥取県西部地区委員会は2日、防衛省に対して日米共同統合防災訓練とC2輸送機訓練の中止を求めました。平井一隆委員長、錦織陽子県議、境港市の安田共子市議、長尾達也市議予定候補が米子市の中国四国防衛局美保防衛事務所に出向き、北崎聖生所長に申し入れました。


 平井氏は4、5の両日に、南海トラフ地震を想定した米軍との防災訓練に、大型ヘリCH47と陸上自衛隊米子駐屯地第8普通科連帯が参加することは、自衛隊と米軍の軍事訓練の一環であり、実施すべきでないと強調しました。


 日米地位協定と関係なく実施される点でも、なし崩し的に米軍が自衛隊施設を使用することになると批判しました。


 また、C2が8日から17日まで、ジプチ共和国、アラブ首長国連邦、ニュージーランドなどで訓練することについて、「自衛隊の海外派兵能力を大幅に向上させるものです。美保基地を出撃基地にして憲法9条を踏み破り、海外で戦争する国をめざすものです」と指摘し、訓練の中止を求めました。


 北崎所長は「詳細は防衛省に聞いてほしい。要請は伝える」とのべました。