【1月14日付】錦織県議質問 住民合意のない産廃処分場は白紙撤回を

 錦織県議は、淀江産廃最終処分場計画、航空自衛隊美保基地の強化などについて質問しました。


 県は、県環境管理事業センターが淀江産廃最終処分場について提出した事業計画周知の実施状況報告書について「センターは住民の理解を得るための対応を十分したが、住民理解は得られていない」との見解を示しました。


 理解の得られていない住民に対し、公開でセンターとの意見調整の会議を開きたいと答えました。


 さらに、廃棄物審議会とは別に専門家会議を設置し、住民の意見や疑問に対するセンターの見解を審査したいとのべました。


 人選は、廃棄物審議会と相談して中立的な専門家を選びたいとのべ、錦織氏の要求する鳥取大学名誉教授の吉谷昭彦氏や地元の専門家を入れることに同意しませんでした。


 平井伸治知事は、産廃計画に反対する県漁協淀江支所に対しては、条例上の意見調整の対象となる6自治会に準ずる扱いで、センターが説明する場を設けたいとのべました。


 錦織氏は、美保基地の大型輸送機C2が事故の際、システム改修が必要とされたのに、せずに試験運行を再開した点を批判。システム改修完了まで飛行しないよう求めました。


 県は、防衛省が来年度にブログラム改修の予算要求をするので、再来年には改修が完了した機体が配備される予定だと答えました。