【4月8日付】県革新懇憲法9条と北朝鮮問題で講演 対話路線で」と元自衛官の長谷正信氏

 鳥取県革新懇は3月24日、北栄町で世話人会を開き、元自衛官の長谷正信氏(元境港市議会議長)が「北朝鮮問題の解決の道と自民党の憲法9条改悪について」と題して講演しました。長谷氏は「日本は北朝鮮問題の解決のために対話一本やりで行くべきだ」と強調しました。


 長谷氏は、日本に配備するイージス艦や「イージス・アショア」用の迎撃ミサイル「SM3」の弾道ミサイル迎撃実験が失敗したことをあげ、「アメリカは北朝鮮の地下にあるミサイル基地を全ては把握しておらず、北朝鮮を攻撃した場合、残ったミサイルが飛んで来る。実験でも撃ち落とせないのに10発も来たらお手上げだ」と指摘しました。


 さらに、「制圧するためには地上軍の派遣が欠かせず、米兵におびただしい犠牲がでる。日本はアメリカを止める立場にある」と強調しました。


 9条改憲で自衛隊が軍隊になれば、海外で戦闘に巻き込まれるのは必至▽戒厳令を発令することが可能になる▽軍事クーデターの可能性が生まれる▽軍隊を維持する徴兵制が敷かれる▽軍法会議の制定―などを指摘。「9条を改憲すると自衛隊だけでなく、教育も人権も大きく変わる」と警告しました。