鳥取大学で13日、原水爆禁止国民平和大行進歓迎集会が開かれ、行進団を含む約20人が参加しました。主催は日本科学者会議鳥取支部、鳥取大学教職員組合、鳥取大学生協の3団体です。
支部代表幹事の藤田安一鳥取大学名誉教授があいさつに立ち、安倍政権は捏造、改ざん、隠ぺい、セクハラ、文科省局長の息子の裏口入学など腐敗政治が極まっているとして、「これ以上、政権を続けさせるわけにはいかない」と糾弾しました。
さらに、米朝首脳会談で朝鮮半島の非核化・平和構築への道が開かれ、北東アジアが平和に向かうなか、日本がアメリカ言いなりに軍拡し、平和の流れに逆行していると指摘しました。
行進団を代表して、通し行進者の米山幸子さん(77)=神奈川県原水協、神奈川みなみ医療生協支部長=があいさつ。終戦のとき、「いい憲法ができて戦争しなくてよくなる」と親たちが喜んだこと、障害児教育に携わり、「戦争が起こると弱者がいじめられる」との思いから戦争に反対していることを紹介し、「核兵器禁止に反対し、憲法を改悪し、戦争に向かう安倍政権を倒さないといけない」と強調しました。
鳥取医療生協の若い職員らは初参加者が多く、「こういう活動が平和や豊かな生活につながっていくと思う。これからも積極的に参加したい」「去年、世界大会に参加して、核兵器は人類と相いれないと思った」などと話していました。