【7月15日付】共産党が豪雨災害を調査 県に申入れ 被災者支援に全力尽くし一日も早い復旧を

 日本共産党鳥取県議団(市谷知子団長)は9日、県に豪雨被害について申し入れました。井上靖朗総務部長が応対しました。


 市谷氏は、人的被害のなかった鳥取県も含めて一連の豪雨災害を激甚災害指定するよう国に求めてほしいと要望しました。


 さらに、①住宅支援について床上浸水だけでなく、床下浸水も県の支援制度の対象にする▽「市町村で5世帯以上の全壊」に拘らず、床下浸水1世帯でも対象にする②排水ポンプ車について車の台数(国6台、県2台)がまったく足りず、車の台数と排水機能の増設する③千代川、土師川、八東川、新袋川、大路川、野坂川の氾濫の教訓を踏まえ、中州の立木伐採や流木対策(間伐材の搬出など)など、氾濫防止対策▽千代川決壊の際の避難計画と避難場所の確保④農業被害の調査と補償⑤孤立集落の解決―を要望しました。


 個別の課題として、▽智頭町毛谷・篠坂で千代川の堤防が越流し、土石流が水田に流れ込み、国道が冠水した問題で、緊急対応と護岸の復旧、流された橋と水田の復旧▽JR因美線が土砂崩れなどで普通になっている問題の早期復旧▽智頭町山根の土石流対策として県設置の砂防ダムの検討▽若桜町吉川の豚舎裏山の土砂崩れの撤去と崩落防止工事▽1本しかない道路が災害で不通となり、孤立集落となった八河谷の交通と食料の確保、弁当の配達―を求めました。


 井上総務部長は、知事が国に要望するために上京するので伝えると答えました。