【8月26日付】県に新婦人が熱中症で緊急要望 小中学校にエアコン設置を

 新日本婦人の会鳥取県本部は16日、県教育委員会に小・中学校のすべての教室にエアコンを設置するよう緊急要望しました。山内淳子会長、田村真弓事務局長が県庁を訪れ、日本共産党の市谷知子県議が同行しました。


 山内会長らは、連日の猛暑で児童・生徒らが熱中症による命の危険にさらされているとして、「地球温暖化による猛暑は来年以降、ますます深刻化します。災害として緊急に対応する必要がある」と強調しました。


 その上で、小・中学校のすべての教室にエアコンを緊急に設置するための県独自の補助制度をつくる▽国に補正予算での緊急対策、本予算の大幅増額を求める▽国に補助率の大幅引き上げを求める―よう要望しました。


 担当職員は「国に求めているが、予算の総枠が決まっていて、すぐには付かない。耐震化や老朽化に伴う大規模改修を優先していて、エアコン設置は後回しになっている」と答えました。


 県補助は「事業費400万円未満は国補助事業の対象外なので、県が制度を創り、起債分の利子補てんをしている」と紹介。それ以上は予算がないとのべました。