【8月5日付】西日本豪雨被害で広島へ

 日本共産党鳥取県委員会の岡田正和県常任委員と民青同盟員2人は7月23日、西日本豪雨災害ボランティア隊として大きな被害を出した広島県広島市安芸区に支援に入りました。


 鳥取市から広島市安芸区までは片道約300㎞、車で約5時間かけていきました。


 志和ICから、ボランティアの一時受け入れを行う日本共産党中石仁市議事務所(安芸区船越町)まで通常なら30分もあれば到着しますが、この日は災害派遣車両なども多く、約1時間かかりました。


 中石事務所に救援募金と支援物資のスイカ2個を渡したあと、ボランティア先の安芸区上瀬野まで移動しました。国道2号線をつかって上瀬野まで車で向かいましたが、瀬野川と畑賀川の合流地点で畑賀川から大量の流木と土砂や岩が流れ込んでいる様子と川の両岸の道路が崩落している様子も見えました。本来、畑賀川も瀬野川も川の水量は少なく、小魚やホタルが出る穏やかな川ですが、その川が堤防や道路を崩落させるなど今回の豪雨災害の恐ろしさを実感しました。


 上瀬野に到着し、被害にあわれたMさん宅に伺いました。北側山の斜面が土砂崩れを起こし、JR山陽本線を超えて、Mさん宅まで押し寄せました。約50㎝の土砂に覆われ、床下浸水もあったそうです。


 裏の用水路にまだ土砂が残留していて、流れが悪くなっており、午前と午後、水路の泥かき(写真)とMさん宅内への土砂の流入を防ぐためにブロックと土嚢袋を固定する作業を行いました。当日は最高気温35度の中での作業でした。15分作業で20分休憩という形でした。用水路の土砂は水を含んで重くなっており、猫車などで廃棄場所まで運ぶのにも苦労しました。
 Mさんは「上瀬野に住んで70年になるけど今回みたいな災害は初めてだ」と話されていました。Mさんによると、上瀬野の東広島市方面で家族3人が土砂崩れで亡くなられていること聞き、胸が締め付けられました。


 災害ボランティアに初めて参加した民青同盟員の2人は「災害ボランティアに初めて参加して、思った以上にできることが少なく、作業がなかなか進まないことが分かった。息の長い支援が人の面でも、物の面でも必要だとあらためて実感した。ボランティアに行ける機会があればまた行きたい」と感想を話しています。