【9月9日付】鳥取市に保育の会が要望 保育士の配置基準・処遇改善を

鳥取の保育を考える会は8月24日、鳥取市に保育士の配置基準や処遇の改善を申し入れました。石井由加利会長ら9人が市役所を訪れ、日本共産党の市谷知子県議、伊藤いく子、岩永やす子の両鳥取市議が同席しました。


 石井会長は「保育士の配置基準が低いために現場が多忙で疲弊している上、非正規の処遇が悪いので離職率が高い」として、正規保育士の増、保育士の配置基準の改善(0歳児3人に1人を2人に1人に、4・5歳児30人に1人を20~25人に1人に)、市独自の賃金加算、非正規保育士の処遇改善と正規化、小規模保育所への認可保育所並みの施設基準を求めました。また、市の民営化計画を尋ねました。


 市の担当職員は、小規模保育所はすべて有資格者のA型▽4・5歳児25人に1人にするための保育士の加配は保育士確保が難しい▽職員定員適正化計画があり、正規保育士を5人しか増やせない。人手不足を解消するために任期付き短時間勤務保育士(任期3年、週31時間勤務)に超過勤務で働いてもらっている。3年ごとに昇給の処遇改善をした▽2020年に城北保育園(新築費用は国3分の2、市24分の5、事業者8分の1、市有地を10年間無償貸し付け)、21年に1園、22年に1園の民営化が目標―と答えました。