【9月16日付】県議会議長と新婦人がセクハラ問題で懇談 議員も研修を

 新日本婦人の会鳥取県本部の山内淳子会長、田村真弓事務局長は4日、鳥取県議会を訪れ、セクハラ問題で稲田寿久議長と懇談しました。


 日本共産党の市谷知子、錦織陽子両県議、会派民主の浜田妙子県議が同席しました。


 山内会長は、福田淳一財務次官が女性記者へのセクハラで辞任した際、麻生太郎財務大臣が被害者を加害者のように扱い、セクハラを擁護し、女性の人権を傷つけたと指摘。セクハラが日常化する日本社会で、地方議員、公務員がセクハラ問題を正しく理解し、範を垂れてほしいとして、議員の研修を行うことなどを要望しました。


 田村事務局長は、2014年に新婦人が全女性地方議員アンケートを行い、54%の議員が議会内外でセクハラを受けたと答えたことを紹介しました。


 浜田県議は、県職員の相談窓口が解説されたが、個人的にも相談があるとして、「女性県職員が男性県議からしつこく付きまとわれて困っているという相談があった。関係方面に働きかけて現在は改善されている」とのべました。


 稲田議長は「趣旨は理解した。思いはみなさんと同じ。議会には正式に文書で要望してほしい」と答えました。