【10月14日付】鳥取県議会で市谷知子県議質問 防災・災害対策に予算を

 日本共産党の市谷知子鳥取県議は5日の県議会で一般質問し、防災・災害対策予算の増額を求めました。


 市谷氏は、千代川の土砂堆積による洪水の危険性を指摘。河川阻害率20~30%の工事要件の見直し、実施率2割にとどまる要望カ所の河床掘削を急ぐよう求めました。


 山内政己県土整備部長は「要望が多く予算が足りない。限られた予算の中で優先順位をつけて計画的に河川掘削をしている」「豪雨災害では2億8千万円の予算がついた。台風24号でも異常堆積があり、必要な予算を求めたい」とのべました。


 市谷氏は、智頭町山根地区の土石流対策、台風24号で浸水した鳥取市青谷町の子ども学園や事業所への支援を求めました。


 山内氏は「山根地区は砂防堰堤が機能して土石流を抑えた。堆積した土砂を撤去して機能を回復したい」と答えました。


 木本美喜子育て王国推進局長は、子ども学園は災害復旧費国庫補助金などを使って支援すると答えました。


 吉村文宏商工労働部長は「被災事業者とは経営革新補助金(上限200万円)の適用など個別に相談したい。市と協調して災害対策資金の利子補給をしたい」と答えました。


 市谷氏は、小中学校の全学級へのエアコン設置を県が支援するよう求めました。


 井上靖朗総務部長は「市町村が整備のための予算をしっかり国に要望したい。秋の臨時国会で補正予算が組まれるので、国の方針を踏まえて対応したい」と答えました。