【10月21日付】沖縄県民に学び「本気の共闘」を デニー氏勝利で辺野古にノーの民意

「翁長前知事の遺志を継ぐ」「辺野古に新基地はぜったいに造らせない」―沖縄県知事選挙で、安倍政権と自民・公明・維新は権力を総動員し、徹底した争点隠しと力づくの企業・団体ぐるみで、民意に襲い掛かかりました。


 猛烈な台風が直撃した最終盤、暴風を衝いて「絶対に負けられない」と期日前投票に慣れない行列をつくったみなさん。投票日、屋根がとび停電が続く甚大な被害を受けながら投票所にむかったみなさん。1票1票の力が、玉城デ二―候補の歴史的圧勝をもたらしました。


 安倍政権はいよいよ窮地に立たされたというべきです。辺野古埋立工事は容易ではなくなりました。圧倒的民意と自治にもとづく知事権限を踏みにじることはできません。これまで以上の強権を振るうなど絶対に許さない全国の民意で包囲しましょう。分断を乗り越え「誇りある豊かさ」を共に造っていきたいと思います。


  「イデオロギーよりアイデンティティ」。「オール沖縄」の原点には米軍の直接占領下、銃剣とブルドーザーに立ち向かった島ぐるみの闘いがありました。世界一危険な普天間基地の撤去を辺野古移設条件付きにしてはならないこと、辺野古の海底は軟弱地盤であり工事設計変更は知事権限だと明らかにするなど、対決の焦点で日本共産党が果たしてきた役割と責任に、身の引き締まる思いがします。


  日本共産党を強く大きくして「本気の共闘」へ。西日本17県から挑みたいと思います。