【11月18日付】共産党県議団など美保基地に申し入れ 航空機部品落下防止策を

 航空自衛隊美保基地所属の航空機が部品落下を繰り返している問題で、日本共産党鳥取県議団などは1日、同基地に落下防止策などを申し入れました。福住ひでゆき参院鳥取・島根選挙区予定候補、市谷とも子、錦織陽子の両県議、石橋佳枝米子市議、安田共子境港市議が同基地を訪れ、須田芳則渉外室長が応対しました。


 福住氏らは、9月末までの半年間で部品落下が7件あり、昨年から配備が始まったC2新型輸送機の部品落下が続くことに抗議。落下防止対策とともに、「C2はC1に比べ輸送能力が格段に優れ、C2の配備は美保基地を海外への出撃基地化するものだ」として、2020年までに10機を配備する計画の中止を求めました。


 須田室長は半年間で7件の部品落下は多いと認め、落下したのはT400練習機1機とC2の4機のネジとワッシャーで、C2は3機が左翼付け根パネル部分の1セットずつ、ワイパー部分の4セット、センタータンク上のパネル部分の1セットだと報告。「メーカーと相談してネジ山に油脂性の接着剤を付けてねじ込んだ上でパテ埋めをした。施工後、落下事故は起こっていない。抜本対策は検討中だ」とのべました。


 C2は今後、埼玉県の入間基地にも配備する予定だとしました。