【11月18日付】共産党が知事に11月補正予算要望 FTAは政府に内容を聞きたいと知事

 日本共産党の市谷とも子、錦織陽子の両鳥取県議は5日、11月補正予算について平井伸治知事に要望しました。平井知事は日米が合意した貿易協定の中身について、政府にただしたいと語りました。


 市谷氏は、日本政府が日米貿易協定をTAG(物品貿易協定)だと国内向けに説明しているものの、英文では包括的なFTA(自由貿易協定)だとのべ、悪質な外交文書のねつ造だと指摘。「TPP(環太平洋連携協定)以上の譲歩が求められ、第一次産業が基幹産業の鳥取県にとって死活的問題だ」として、政府に対して交渉内容を明らかにし、交渉の即時停止を要請するよう求めました。


 平井知事は「どういう内容になるか、現場に不安感がある。JAとも相談して国に申し入れたい」と答えました。


 錦織氏は、航空自衛隊美保基地配備のC2輸送機の部品落下問題や中国電力島根原発2、3号機の審査申請書類の不備や住民説明会について対応をただしました。


 平井知事はC2について「安全を第一に厳しく対応したい」と表明。中国電力の態度について「何のために(事前了解を)持ってきたのか」と不信感を表わし、住民説明会は米子、境港両市長と相談するとのべました。